レポート
2025.07.31

家族みんなで海に親しむ | 2025夏海スケッチ「いわきサンマリーナ」編

みなさんこんにちは。海と日本プロジェクト in ふくしま、専任事務局員の小松です。

7月19日の海開き後の、いわきの海は、市民にどのように親しまれているのか。普段の表情をお届けする「夏海スケッチ」のコーナーです。ここまでは市内の4ヶ所の海水浴場をメインにお伝えしてきましたが、海水浴場以外の海の観光スポットについてもご紹介しています。今回は、いわきサンマリーナです。

取材に伺った日はあいにくの曇り空でしたが、小さな砂浜で遊ぶ家族連れや、桟橋を歩いて楽しむ人たちの姿が見られました。また、駐車場に車を止め、まったりと風を感じて過ごしている人もおり、思い思いに海や浜の魅力を楽しむ人たちの姿が見られました。日常的でいい風景だとしみじみ感じます。

釣りをしている人に話を伺うと、桟橋の周辺は天然の磯場になっていて、小さなメバルやアイナメ、カレイ、ハゼが釣れるそうです。夏場はサバやイナダが回遊することもあるということで、釣り公園はアジやイワシを狙ったサビキ釣りで賑わいを見せるとのこと。釣り場としても人気だそうです。

ウミウの飛来地として国の天然記念物に指定されている照島を臨む

  1. こちらが照島。地域のシンボルでもあります
  2. ヨットハーバーそばの砂浜で遊ぶことができます
  3. 小名浜オーシャンホテルからの眺望も最高です

いわきサンマリーナが誕生したのは1994年。ふくしま国体のセーリング競技会場として利用されたほか、普段はプレジャーボートの係留施設として利用され、カジキ釣りやヨットイベントなどが開かれてきました。カジキ釣りをメインとした福島ビルフィッシュトーナメントも開催され、県内外から多くの参加者が集まっていた場所です。

震災で大きな被害を受け、長く利用できない時間が続いたのですが、震災から11年後、新たに指定管理者が決まったことを受け、2022年6月1日に復活。ようやく、元々あったような「家族みんなで海に親しむ光景」がみられるようになりました。

砂浜で思い切り遊ぶのもいいものですが、それぞれバラバラだけれど、思い思いに過ごす人たちの姿こそ、この場所にもともとあった光景だなと感じました。またかつてのようなにぎわいが生まれ、海に対する愛着が育まれるようになるといいですね。

施設の情報やイベント情報などは、こちら、いわきサンマリーナのウェブサイトからチェックしてみてください!

 

イベント詳細

イベント名夏のいわきサンマリーナ
日程毎週火曜日定休
場所いわき市泉町下川字大畑262
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