レポート
2025.11.02

いわき四倉名物「ホッキ飯」を自作してみた

みなさんこんにちは。海と日本プロジェクト in ふくしま、レポーターの小松です。今日は、いわきを代表する海産物として知られる「ホッキ貝」の話題を紹介します。

ホッキ貝は、茨城県が南限とされ、海水温が低い地域で採れる貝。いわき市では四倉港がホッキ貝の水揚げの中心になっており、さまざまな食べられ方で愛されています。ちなみに、ホッキ貝の貝殻はいわきの郷土料理『うにの貝焼き』の器にも使われているんですよ。

四倉にある「道の駅よつくら港」で、お惣菜のホッキ飯が販売されており、よく買わせていただくのですが、お惣菜でこれだけおいしいのだから、自作したらさぞかしうまいだろうと思い、先日、鮮魚店でホッキ貝を購入し、自作してみました。鮮魚店で「刺身で食べる」と注文すると、身の部分だけ取り分けてくれるので、それを使っています。

なお、道の駅で販売されているホッキ飯のお惣菜も記事になっていますので、気になる方はどうぞこちらをご覧ください。

鮮度抜群。旨みが弾けるふくしまのホッキ貝

  1. ぶりっぶりに大きくなったホッキ貝。5歳から10歳のものが多いそうです
  2. ボイルしたホッキ貝。ピンク色に染まり、いかにもおいしそうな雰囲気です
  3. ボイルしたものを刺身にしていただきました。旨みの強い肉汁が弾けます

研いだお米に、適量の醤油とお酒を入れ、細切りのにんじんや油揚げなどの具材とともに、ホッキ貝をこれでもかと入れて炊飯をセット。ご飯が炊き上がるまでは、刺身を軽くボイルし、それをいただきます。ホッキ貝らしいミルク感というのでしょうか、濃厚な貝の出汁を楽しむことができます。

刺身を楽しんでいると、ご飯が炊き上がりました。驚かされるのは、熱を入れているのに、ホッキ貝の食感がぶりぶりなこと。身が厚く締まっているので、食感が崩れず、旨みがたっぷり。だし醤油が染み込んだご飯との相性も抜群で、贅沢な味が楽しめます。お惣菜で買うのもおいしいですが、手作りはやはり格別です。

魚は調理が大変というイメージもありますが、鮮魚店では調理しやすいように事前に捌いてくれますので、ぜひ「ホッキ飯で食べたい」と注文してみてください。炊き込みご飯は簡単に調理できますし、刺身もまた格別においしいです。毎年1月ごろまで漁が行われます。ぜひ味わってみてください!

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