レポート
2016.09.17

ふくしま海遺産 第7回 松川浦環境公園

 

福島県の海の遺産。改めてその価値を感じよう。ふくしま海遺産。

今回ご紹介するのは、福島の北の港町、相馬市にある「松川浦環境公園」です。旧衛生センター(し尿処理施設)跡地を利用して設置した松川浦環境公園は、豊かな松川浦の自然がたくさん残っている場所。自然に親しみ、自然を大切にする心を環境教育を通して養ってもらいたいと設置されました。

東日本大震災の津波により甚大な被害を受けたものの、多くの方々の支援や復旧作業によって、平成24年7月にリカバリーオープン。見どころは、公園内に置かれた5本のチェンソーアート作品と4本のトーテムポールです。これらは皆、公園内に樹勢していた、高さ20m、樹齢45年のヒマラヤスギが東日本大震災の津波の影響を受け枯れてしまったため、それを利用して作られたものです。

 

暖かみのある、海のそばの手づくり公園

  1. 大きな木材の看板が訪れた人たちを出迎えてくれます。
  2. クマの人形。樹齢45年のヒマラヤスギを使いました。
  3. チェーンソーアートの作品ついて紹介されています。

 

この公園では、定期的に子どもたちを招いた環境学習のイベントなどが開かれます。地元の海だからこそ、身近に、そして真剣に考えられるというもの。震災を経験した私たちだからこそ、自然をいかに知り、共栄していくかを考え続けたいものです。

 

イベント詳細

イベント名松川浦環境公園
場所福島県相馬市尾浜
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