みなさんはじめまして。松井武郎(まつい・たけろう)と申します。このたび、海プロ in ふくしまの事務局を務めるヘキレキ舎のアシスタントとして働くことになり、「海なし市」の福島市からいわき市小名浜へやってきました。今回から、海プロ in ふくしまのレポーターとして、大学生目線、移住者目線で、福島の海の魅力を綴っていきたいと思います。
私は現在大学生4年生で、生まれも育ちも福島市です。いわきには幼いころにアクアマリンふくしまに一度だけ来たことがあるのですが、物心がつく前でほとんど記憶はないので、初めて訪れる様な気持ちです。同じ福島県ですが、いわきと違い周りに海がなく、自分の中で海と言ったら「長い時間車に乗っていくところ」だったので、家から歩いていける距離に海がある生活は初めてです。そこで今回は、移住初日の模様や、初めて見た小名浜の海の模様をレポートしたいと思います。
小名浜に来て初日、17時頃、沿岸の道路を通って、私が住むシェアハウスがある中之作地区に向かいました。
車の窓を開けると、潮風が吹き込んできて、改めて海がある街に来たんだという実感が湧きました。毎日海沿いで車を走らせられるなんて贅沢ですね。潮風のおかげで夏でも涼しく過ごせそうです。福島市は奥羽山脈と阿武隈高地に囲まれた盆地で夏は暑く、冬は寒い土地です。逆に中之作は一年を通しての気温の変化が大きくない土地だそうなので、そこが今まで住んでいた福島市と大きく違っていて驚きました。
家につくと車を止めて、小名浜港から出発して車で来た道を海を眺めながら歩いてみました。
私は散歩をするときはイヤホンをして音楽を聴いていることが多いのですが、波の音がBGMになるので、海辺を散歩するときはイヤホンいらずですね。
夕暮れの海辺を散歩していると、犬の散歩をしている人やランニングをしている人が多いことに気付きます。夕方のきれいな海辺を散歩していると、犬も気持ちよさそうに見えます。私も実家で犬を飼っているので、ここで散歩させてあげたいななんて思ったりしました。釣りをしている人もちらほらと見かけました。せっかくいわきに来たので、私も釣りに挑戦してみたいです。
途中の永崎海岸では、サーファーを見かけました。ベストシーズンはまだ先ですかね。
18時頃の海は夕日を浴びて黄金色にきらきらと輝いていたのですが、そのあと少し時間が経つと、赤い夕暮れの空の色を映していました。夕方は時間が経つごとに、その時々の空の色を反映して海が表情をころころと変えるので見ていて飽きないという発見がありました。
この日は、小名浜海星高校あたりで引き上げました!
いわきに来て2日目。初日到達したところから、さらに先に行きたいと思い、午前中に自転車に乗って小名浜港の方に行ってみました。いわき市の沿岸には、いわき七浜海道というサイクリングロードが整備されており、サイクリングに最適です。
マリンタワーの近くを通って、坂を下り小名浜港の方に向かいます。上り坂がきつので自転車を押して登りました。上り切って汗をかいた後に下り坂を自転車で一気に駆け降りると爽快で、頑張って登ってきたかいがありますね!
マリンタワーの近くから海を眺めると、緑とのコントラストが美しい。途中の松下海岸でもまた釣りをしている人を見かけました。今の時期は何が旬なのでしょうか。
そこから少し自転車を走らせると、小名浜港に到着しました。やはり福島県最大の港だけあって、活気がありました。海沿いにある津崎神社の急な階段を上って何枚か写真を撮影しましたが、とても見晴らしがよかったです。一通り小名浜港を眺めた後、県道15号を通って中之作に帰りました。
2日間歩いて感じたのは、坂が多いので、視点が次々に変わる面白さがあり、散策しがいがあるということです。また、七浜海道サイクリングだけでなく、ウォーキングでも楽しめると感じたので、ウォーキングロードが整備されれば、より訪れる人が増えるのではないかと思いました。今回は家の近所を散策しましたが、今度はもっと遠くに足を延ばしてみたいと思います。それではまた次回!
海プロ in ふくしま レポーター:松井武郎
イベント名 | いわき七浜街道 中之作〜小名浜港 |