みなさんこんにちは! 海と日本プロジェクト inふくしまレポーターの前野です! 7月20日、いわき市小名浜にある観光物産館「いわき・ら・ら・ミュウ」に、地元の水産加工会社「上野台豊商店」の新店舗「小名浜あおいち」がオープンしました!
上野台豊商店は、小名浜を拠点に、小名浜港で水揚げされた鮮魚の出荷や水産加工を行っています。店名の小名浜「あおいち」は、2018年よりはじまった、地域の医療・福祉に関わる人たち、料理人や地域づくりの担い手らと推進する、魚食推進プロジェクトの名称からきています。
あおいちは、青魚の「青」、医療の「医」、そして地域の「地」、それぞれの頭文字をとったネーミングです。健康食としての青魚に着目し、地域の皆さんの健康を支える食材として、小名浜産のサバやアジ、イワシ、サンマなどの青魚を使った商品の開発を行っています。この日は、開店直後から近所にお住まいの方や漁業関係者が足を運び、鰹の藁焼きたたきやあつあつの浜焼きを味わっていました。
小名浜あおいちでは、上野台豊商店の加工品をはじめ、「地場産品」をコンセプトに掲げ、他にも多くの商品を取り揃えております。
プレオープン当日の目玉商品は、なんといっても「鰹の藁焼きたたき」です。いわき市・中之作にあるオーシャン物産が、その日の朝に小名浜港で水揚げされたばかりのカツオを、藁を焼いた火で表面をあぶり仕上げたものが店頭に並びました。ゆくゆくは、ご家庭やキャンプで藁焼きを体験できる「藁焼きセット」も販売予定とのことです。
加工品だけではありません。売り場の奥に進むと、あつあつの常磐ものを楽しめる「浜焼き」コーナーが!地元の郷土料理「さんまのポーポー焼き」や、いわき市の魚・めひかりの開き干しが常に出来立ての状態で提供されます。これまではイベントで提供されていた常磐ものの焼き物が、これからはら・ら・ミュウで食べられるようになる。地元の人にとっても嬉しいニュースですね!
他にも、あそび心がつまった新しいいわきのお土産の製造販売を行うしんごSUNの「小名浜おどり大漁船」や、南相馬市の黒潮海苔店の海苔も販売されています。
いわき・ら・ら・ミュウ店での出店が、上野台商店の初めての実店舗となりますが、年内オープンを目指し、小名浜辰巳町でも新しい食堂の建設が進んでいます。「商品を通じて、小名浜の食文化を伝えることはもちろん、子連れの方や子どもたちが楽しめるお店を目指していきたい」と語る上野臺豊社長。
正式はオープンは2023年9月10日ですが、子どもたちの夏休み期間にもさまざまな取り組みやイベントを行っていきたいとのこと。海の豊かさを体験できるお店がまたひとつ増えましたね。
7月20日(木)から23日(日)までの4日間は、さんまのポーポー焼きとめひかり開き干しが、通常より500円安く買えるお得なセットが、1日50個限定で販売されるそうです! いわき・ら・ら・ミュウに立ち寄った際は、ぜひ足を運んでみてくださいね!
海と日本プロジェクト inふくしまレポーター:前野
イベント名 | 小名浜あおいち・プレオープン |
日程 | 2023年7月20日 |
場所 | いわき・ら・ら・ミュウ |