みなさん、こんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしま、レポーターの染矢です。
いわきに住み始めてから早4年。私がこの地に移住した理由のひとつに、自然に囲まれた場所で子育てをしたいという思いがありました。いわきは、まさに海・川・山の自然三拍子がすべて揃っている、子育てにぴったりな場所。広々とした公園や水族館など、子どもが楽しめるスポットも充実していて、我が家は休みの日になると公園や海に遊びに行くのがお決まりです。
今回は、外遊びばかりしている我が家がよく遊びに行く「子どもと一緒に海を楽しめるおすすめスポット」シリーズをスタート! 第一弾として、磯遊び編をご紹介します。
小名浜の海沿いにある三崎公園は、マリンタワーや潮見台など海を一望できる公園として有名な場所。長いローラースライダーなど子どもに人気の遊具や海を見渡せるピクニック広場も揃っています。海を見るだけでなく、海の生き物に触れることができる磯遊びができるのも魅力のひとつです。
ちょうど潮見台のふもとに、岩がゴロゴロしている海岸があります。干潮時になると、海水が引いた磯に水たまりができる「タイドプール(潮だまり)」ができ、そこにカニや海藻、ナマコ、小魚、ヤドカリなどさまざまな生き物が潜んでいます。
先日磯遊びをしたときは、みんなでカニ獲りをしました。小さなバケツと割り箸を持って、いざ挑戦! 子どもと一緒に岩の間を覗きながらカニ探し。見つけた!と思っても、警戒心の強いカニたちは、捕まらないように私たちの隙を狙って素早く動き、岩の穴にあっという間に隠れてしまいます。
こちらもじっと身を潜めて出てくるのを待っていると、子どもが「なんか音が聞こえるね」と教えてくれました。確かに「ぷくぷく」と泡を吹いている音が聞こえてきます。
調べてみると、水中でエラ呼吸しているカニは陸地へ上がると、体内蓄えた水分から酸素を取り込みますが、水を再利用していくうちに粘り気が出てきて、酸欠状態となり泡を吹いているのだと、はじめて知ることができました。
自然に触れて遊ぶことで、これなんだろう?という疑問や気づきが生まれ、こうした学びへとつながっていくのだと実感しました。
この日はかなり暑かったので、カニ獲りは早々に断念して、海水でクールダウンすることに。子どもは打ち寄せてくる波が怖いというので、波のない静かな磯に足をつけることにしました。
波で海藻が流れ込んできたり、岩に波が打ちつける様子が妙に中毒性があり、子どもとふたりでしばらくの間、夢中になって見ていました。
その間に、夫はカニ獲りに没頭し「4匹も捕まえた!」とうれしそうに報告してくれました。夫だけでなく、他の大人たちも子どもたちに混ざって、磯遊びに夢中になっています。大人たちにとっては、童心に返れる場所になっているようです。
10月になっても半袖で過ごせるぐらい暑い日が続いているので、まだまだ磯遊びは楽しめそうです。ぜひ皆さんも、子どもも大人も夢中になる磯遊びに出かけてみてください!