レポート
2025.09.30

とにかく暑過ぎた今年の夏を振り返る〜アロハな海開き式〜

 

みなさん、こんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしま、レポーターの染矢です。9月になり、ようやく暑さが落ち着き過ごしやすい日が増えてきました。照りつける太陽と蒸し暑さにうんざりして「暑いのはもう勘弁!」と思っていたのに、いざ秋の気配を感じると、夏らしい暑さがなんだか恋しくなります。

今年の夏は、県内でも涼しいといわれているいわきでさえも、猛暑日に到達するほど暑い日が続いていました。少しでも冷たいところに身を置いていたいと、涼を求めて海に行く人も多かったのではないでしょうか。皆さんは今年の夏、海でどんな思い出を作りましたか。

海なし県出身の私は、夏の海の思い出がほとんどありませんでしたが、いわきに移住してからは、これまでの欲求を満たすかのように、毎年夏の海を思う存分に味わっています。

今回は、夏が終わってなんだか寂しい…と思っている方に、私が堪能した海の思い出と共に、今年の夏を振り返ってもらえたらと思います。

海開き式で夏を始めました

  1. 市外や県外ナンバーの車も多く、開式前からすでに海水浴客が集まっていました
  2. NPO法人いわき鳴き砂を守る会の姿も。砂像制作と鳴き砂体験を行なっていました
  3. 東北のハワイらしい、フラダンスのパフォーマンス。海に映える衣装も素敵!

7月19日、夏の始まりを告げる海開き式に参加してきました。今年の会場は、薄磯海水浴場。到着すると、太陽に照らされて輝く大海原が目に飛び込んできました。いつもより少し強めの海風が全身を包み込み、爽やかな気候と美しい景色に晴れやかな気分になります。会場にはすでに海水浴客がパラソルやテントを設置し、浮き輪を片手にスタンバイしていました。

 

10時になり、海開き式が始まりました。オープニングは、海開き式の目玉、フラガール甲子園出場した市内の3つの高校によるフラダンスが披露されました。陽気な音楽と華やかな衣装に身を包んだフラガールたちによって、会場が一気に南国の雰囲気に変わります。次に、海の安全を祈るため、豊間諏訪神社による神儀が行われました。先ほどの南国の雰囲気から神聖な雰囲気へと一変。ひとつの式で、ハワイアンな一面と和を感じられるのは、いわきならではだと感じました。

 

神儀のあとに、いわき市長のあいさつがあり、最後にテープカットと海開き宣言が行われました。フラガールたちが海へ一斉に飛び込む恒例のシーンは、海開き式のもうひとつのハイライト。楽しそうにはしゃいでいる姿を見ていると、海に飛びこみたくてうずうずしてきます。

 

気づけば、私もサンダルを放り投げ、裸足で海に近づいていました。ザブーンと勢いよく打ち付ける波。白波が立つ度に、太陽の光に照らされてキラキラと輝くその美しさに思わず見惚れてしまいます。

 

ほてった足が冷たい海水でどんどん冷えていき、汗が自然と引いていきます。足だけの海水浴でしたが、波の音や風の感触が全身を包み、身体だけでなく心もゆるりとほぐれていきました。

 

去年に引き続き2回目の参加となった海開き式。参加する度に、海の美しさを再確認する時間となり、とうとう夏がきたんだ!という高揚感でいっぱいになります。移住前まで私の暮らしのなかにはなかった儀式が、いつの間にか私にとっての夏の始まりを告げる合図となっているようです。皆さんも、来年はぜひ海開き式で夏の始まりを感じてみませんか。

 

イベント詳細

イベント名海開き式
日程2025年7月16日
場所薄磯海水浴場
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