皆さんこんにちは、海と日本プロジェクトinふくしま専任事務局員の小松です。県内各地で、秋の味覚が続々と旬を迎えていますが、今日は「鮭」の話題を紹介します。
楢葉町の秋の風物詩・木戸川のサケ漁が本格的に始まり、木戸川漁協のやな場近くでは「合わせ網漁」が行われています。この漁は、やな場から下流に仕掛けた網に向かって、上流側からサケを追み漁獲する漁。実際に見ると、とても迫力があります!
楢葉町といえば、やはり木戸川のサケ。その魅力を存分に味わってもらおうと、10月28日、木戸川をコースに含めた「秋空散策あるこう会 in ならは」が開催され、秋空のもと、たくさんの人たちが木戸川沿いを散策しました。
散策コースの一番人気はやはりサケ漁。組合の鈴木謙太郎ふ化場長が、組合のすぐそばにあるやな場で合わせ網漁のデモンストレーションを行い、多くの人たちがその熟練の技術に歓声を上げていました。名物「紅葉汁」のお振る舞いには行列も!
サケといえば「川」ですが、この木戸川で生まれたサケは、アラスカやオホーツク海で育ちます。川を通じて海の存在を考えることができるのも、やはりこの「サケ」という魚の魅力かもしれません。自然環境の「繋がり」を考えるきっかけを与えてくれるんです。
この合わせ網漁で水揚げされたサケは、来春の放流に向けてふ化場で採卵、ふ化されるほか、近くの農林水産物処理加工施設で切り身やみそ漬け、イクラのしょうゆ漬けなどに加工され、販売されます。漁は11月中旬まで行われます。ぜひ現地でご覧ください。
(専任事務局員・小松)
イベント名 | 秋空散策歩こう会inならは |
参加人数 | 200人 |
日程 | 2017年10月28日(土) |
場所 | 福島県双葉郡楢葉町木戸川沿い |
主催 | 秋空散策あるこう会実行委員会 |