いわきの新名物「カジキ料理」が一堂に会するイベント「カジキグルメサミット2016」が、9月3日、いわき市のアクアマリンパークで開幕しました。カジキ料理を新しい文化のブランドとして発信し、観光復興や経済発展につなげようと毎年実施されているもので、市内の飲食店がオリジナルのカジキ料理を用意し、販売しているほか、各種イベントを展開しました。
いわき沖は寒流と暖流が交じり合う潮目の海。さまざまな魚が集まる漁場として知られています。沖合ではカジキのような回遊魚も集まることから、震災前はブルフィッシュトーナメントなど釣りのイベントも盛んでした。震災後は、新しい名物をと、このカジキに着目。メンチや厚揚げなどの加工品を販売してきました。
この日は、定番となった「カジキメンチ」の販売ブースのほか、各種オリジナルメニューを味わえるブースが多数出展。カジキの解体ショー、早食い競争なども開かれ、多いに盛り上がりました。会場を訪れた人たちも、カジキの魅力や、福島の海の豊かさに触れ、大満足の様子でした。
原発事故によって甚大な風評被害に見舞われている福島の漁業。これまで着目されなかった魚種に目を向け、地域の新たな名物として育てようと言うのが、このカジキのプロジェクトです。新たないわき名物となるか。ぜひ皆さんも一度、このカジキグルメを召し上がってみて下さい。
イベント名 | カジキグルメサミット2016 |
参加人数 | 6000人 |
日程 | 2016年9月3日、4日 |
場所 | いわき市アクアマリンパーク |
主催 | カジキグルメ実行委員会 |