レポート
2024.08.20

検証!夏の運動は良いものなのか

みなさん、こんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしま、レポーターの清藤です。

お盆も過ぎ、だんだんと秋に近づいていますが、まだまだ猛暑は落ち着きません。

早速ですが、みなさん! 暑い日が続いていますが、運動はしていますか? 私の友人曰く、「夏に運動でかく汗ほど気持ち良いものはない」とのことです。涼しい海の近くであれば、運動と夏が嫌いな私でも楽しめるはずと思い、今回は四倉町のサイクリングロードでサイクリングしてきます!

と言いたいところですが、生まれてこの方、三輪車しか経験したことがない私には、四倉町のサイクリングロードの魅力を語るには力不足。残念なことに、いきなり二輪車を乗りこなせるほど天才的な運動神経も持ち合わせていません。そこで、サイクリングが大好きな後輩を連れて検証+サイクリングの魅力教えてもらいました!

 

サイクリングは奥が深い

  1. 田中さんの相棒。この子と一緒にいろいろな場所へ
  2. サイクリングロードの入り口に案内板もあります
  3. 全く追いつけなかったので、速度を落としてもらいました

今回、私にサイクリングの魅力を語ってくれるのは、同じく四倉町出身の田中颯さん(20歳)。

サイクリングは「弱虫ペダル」という自転車競技部を題材とした漫画をきっかけに始めたそうです。長距離サイクリングイベントに参加していくうちに、仲間が増え、本気でサイクリングに挑戦。今では、いわき市から隣県の宮城、茨城などいろいろなところに自転車で行くぐらいのめりこんでいます。

道の駅よつくら港の前で田中さんと合流し、サイクリングロードに向かいます。

歩きながらサイクリング用品について初心者の私にもわかりやすく説明してくれました。なかでも印象に残ったのがシューズの説明。サイクリング専用のシューズはペダルを漕ぎやすくするために靴底がとても固く作られているほか、クリートと呼ばれるペダルと靴を固定させる留め具がついています。そのため、田中さんは固い靴底やクリートのせいでお店の床が傷つかないか心配だと言います。しかも、クリートは結構な頻度で買い替えをすると聞いて、驚きました。

道の駅からサイクリングロードまでは歩いて5分ほど。たった5分歩いただけでしたが、10秒に1回は「暑い」と言いたくなるほどの暑さで、額から汗が止まりません。

サイクリングロードは四倉海岸に向かう道の途中にあり、サイクリングだけでなくランニングもできます。私は自転車をこげないかつ暑さでへばっていたので、もちろんウォーキング。いつも車通学していることが裏目に出て、嫌でも日ごろの運動不足を実感させられます。

一方、炎天下の中、太陽に負けないくらい生き生きとした表情で田中さんはサイクリングを楽しんでいました。その良さを味わえない私は、自転車の練習をしてこなかったことに少し後悔。爽快に走りぬけていく田中さんの姿を写真に収めつつ、キラキラ輝く海辺の景色を堪能しました。

ある程度、良い汗をかいたら道の駅に戻り、休憩のお供に1階の直売所でアイスを購入。今回、購入したのは、いわき市民が愛する木村牛乳のアイスです。軽い運動の後のアイスは身に染みて、いつもよりおいしさが増しました。

 

本気は人を楽しくさせる

  1. いわき市のサイクリングロードがこんなに広いとは思いませんでした
  2. 海風が心地よく、気分があがりました
  3. 道の駅はサイクリストをおもてなしする協力店 、サイクリストっぷ!

休憩中、田中さんにいわき市のサイクリングロードについて教えてもらいました。「いわき市のサイクリングロードは海も山もあり、さらに、ご飯もおいしくて、サイクリングの環境が整っていることが魅力。なかでも四倉町はレンタサイクルもあり、誰でも気軽にサイクリングができるのが良い!」とのこと。そして、海沿いのサイクリングロードは風が心地よくて走るのが何より楽しいと話してくれました。

その一方で、他の県では自転車と風景を一緒に写真を撮れるフォトスポットがあるのに、まだいわき市にはなく、これからできたらいいなとのこと。これほど意見が出るのは田中さんが本気でサイクリングを楽しんでいるからだと思いました。

今回、自転車とは無縁な生活をしてきた私でも、率直にサイクリングって良いなと思いました。学校の授業でしか全身で風を感じ、一生懸命ペダルを漕いで目的地を目指すのは車とは比較できないくらいの大きな達成感があります。そこがサイクリングにハマる魅力のひとつなのかなと個人的に思いました。

サイクリング対して熱く語る田中さんのように、本気で取り組むものがひとつでもある人の話は初見の人でも聞いていて心が躍り、挑戦してみようという気持ちにさせます。そういった何かに本気で取り組む人たちがひとつのコミュニティ形成のキーになるんだなと学びも得られました。

そして、最後に冒頭に述べた「夏に運動でかく汗ほど気持ち良いものはない」検証結果についてですが、友人は正しかったです。ただし、私は海限定だと思いました。宝石みたいな海面、海の風、波の音、視覚でも聴覚でも楽しみながら運動できる海。今まで、運動が好きではなかった私でも、「運動楽しい! 」と思えるようになったので、海は偉大だなと感じました。

冷房がかかった涼しい部屋でごろごろするのも夏の一興ですが、多少、汗をかく日がある方がより彩のある生活になります。海の近くでの運動は暑さも少し和らぐので、おすすめです! 四倉町には気軽にレンタサイクルできるお店もあるので、みなさんもぜひ、体験してみてください!

 

イベント詳細

イベント名四倉海岸

レポーター紹介

清藤杏加(せいとう・きょうか)

福島工業高等専門学校ビジネスコミュニケーション学専攻に在学中。出身はいわき市四倉町。魚は見るのも食べるのも大好き。四倉を中心に福島県の海の魅力を発信!

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