筑波大生現地調査レポ14 地元産のウニを詰め込んだソウルフード

2018-8-23
海と日本PROJECT in ふくしま

 

今年、海と日本プロジェクト in ふくしまでは、福島の海の復興の現状や風評被害について現地調査を行う、筑波大学社会学類・五十嵐泰正ゼミとコラボ。学生目線で、そのリサーチ結果や感想をレポートしてもらう連載企画をスタートします。初めて福島の海を訪れる学生たち。福島の海は、彼らの目にどのように映るのか。これからの「海づくり」の参考にすべく、長期的に連載していきます。

 

 

筑波大生現地調査レポ vol.14

地元産のウニを詰め込んだソウルフード

こんにちは!海と日本プロジェクトinふくしまに参加させていいただいています、筑波大学社会学類3年の澤畠圭佑と申します。私は、いわき市四倉の大川魚店さんに取材をさせていただきました。大川魚店さんは地元で知らない人はいないくらいの有名な魚屋さんです。品質の良い新鮮な魚介類を、地元の方はもちろん、通販を利用して県外の方にも販売しています。

また、東日本大震災で大きな被害を受けながらも、不屈の精神とたゆまぬ努力で再出発をとげられました。そんな大川魚店さんの看板メニューである「ウニの貝焼き」について今回は取り上げたいと思います。

 

自慢のうにの貝焼き

  1. 震災後、苦労したことなどについて詳しく説明していただきました。
  2. 貝焼きを手にする大川社長。筋肉質な腕がカッコイイです!
  3. いわき産・岩手産、2つの産地のウニの貝焼きを販売している。

 

「ウニの貝焼き」とは、新鮮なムラサキウニを、ホッキ貝の殻に4~5個丹念に盛り、石を敷いた鍋に焦げないように蒸し焼きにした、福島県いわき市の郷土料理です。

震災後、原発事故の影響で漁業者が取りやめていたいわき市のウニ漁は、2015年の7月に4年ぶりに再開されました。いわきの海岸では、試験操業の解禁以降、長期間の漁獲制限により豊かに回復した漁場で、大ぶりのウニが次々と水揚げされ続けています。大川魚店の社長さんも、ウニの身入りが震災前よりもよくなっていることを実感しているそうです。

大川魚店にはいわき産のウニの貝焼きとともに、岩手産のウニの貝焼きも販売されています。震災後、いわき産のウニの入荷が止まってしまった大川魚店では、なんとかウニの貝焼きを店頭に並べるため、岩手の加工業者さんに伝統の製法を教え、岩手から逆輸入する形でウニの貝焼きを販売し続けてきました。

ウニの供給量の減少から、ウニの貝焼きを取り扱っている店はいわき市内でも3店舗ほどになってしまいました。そんな中、いわきの方々に懐かしいあの味をもう一度召し上がっていただきたいという思いで、大川社長は岩手産のウニを使用しながらウニの貝焼きを販売し続けてきました。

現在はいわき産・岩手産両方のウニを使った商品を販売していますが、いわき産のウニの貝焼きは内容量90gで税抜き3800円、岩手産のウニの貝焼きは80gで税抜き2500円となっています。

いわき産のウニの貝焼きが岩手産に比べて価格が高いのは、いまだに供給量が少なく、ウニの価格が高騰しているからだそうです。しかし、いわき産のウニの貝焼きは、岩手産に比べて、身入りもよく、ウニの色も鮮やかでした。

 

人気商品・七浜漬

  1. 目にも鮮やかな七浜漬。何から食べよう?
  2. 鯛、鯛、鯛、ヒラメ。鮮度が違う!
  3. 学生が食べていいものでしょうか?先生、ゴチになります!

 

大川魚店の人気商品はまだあります。そのひとつはいわき七浜漬です。すじこ、数の子、たらこ、海老、あわび、ほたて、ホッキ貝、いか、サーモン、ウニの貝焼きの10品目が入った魚介粕漬です。七浜漬は大川社長の先々代が発案された、大川魚店のオリジナル商品です。他では売っていません。いわき七浜の豊かな海の幸をイメージして素材を厳選し、色鮮やかに盛り付けえた七浜漬は見ているだけでよだれが出てくるほど美味しそうでした。

ちなみに、味噌漬の波立漬も七浜漬に劣らぬ人気があります。味噌漬なのでお子様にも食べやすいですね。それぞれ贈答用として購入されるお客様が多いようです。

 

大川社長へのインタビュー後、私たちゼミ生は、大川魚店のいわき産のウニの貝焼きを一つ買い、みんなで食べてみました。ホッキ貝の殻の上にぎっしり、こんもりと盛られたウニに、醤油を2,3滴たらしてほおばると、生ウニとは全く違ったなめらかな食感にびっくり! 磯の香りが口いっぱいに広がります。そしてなんといってもめっちゃ甘い! 蒸されたことでより甘みが際立ち、ウニのクリーミーさが倍増。こんなおいしいものが世の中にあったなんて!

10人以上でつついても大満足だったいわき産ウニの貝焼き。このボリュームと驚きの美味しさに、最初はちょっと高いかなと思った値段も納得の逸品でした。大川魚店さんの通販サイトでも取り扱っていますので、みなさんもいわき産ウニの貝焼き、ぜひ一度お取り寄せしてみてください!

 

イベント名筑波大学社会学類・いわきでの調査実習
日程2018年7月24日
  • +1
  • 「筑波大生現地調査レポ14 地元産のウニを詰め込んだソウルフード」
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