今年、海と日本プロジェクト in ふくしまでは、福島の海の復興の現状や風評被害について現地調査を行う、筑波大学社会学類・五十嵐泰正ゼミとコラボ。学生目線で、そのリサーチ結果や感想をレポートしてもらう連載企画をスタートします。初めて福島の海を訪れる学生たち。福島の海は、彼らの目にどのように映るのか。これからの「海づくり」の参考にすべく、長期的に連載していきます。
筑波大生現地調査レポ vol.16
普通の大学生が福島の海で遊んできました!
みなさん、こんにちは。筑波大学社会・国際学群社会学類の土井です。今回は7月24日(火)にゼミ合宿最後のイベントとして四倉海水浴場に行きました。そこで遊んでみて普通の大学生としてどう感じたのか、また同期の遊んでいる様子などをお伝えしたいと思います。
この日の四倉はあいにくの曇り空で気温も30度を超えないくらい涼しく、海水が少し冷たいと感じるほどでした。四倉海水浴場の砂浜はとても広く、海と砂浜の距離が離れており、通常の海水浴場の二倍以上離れていると感じまいてしまうほどでした。
このようなすこし気分が落ちてしまいそうな状況ですが、私個人としては今年初めての海水浴。いままでも2,3回ほどしか海で遊んでこなかったこともあり、テンションはかなり高くなっていました。すばやく着替えをすまし、すぐさま海へ。海水の冷たさに驚きつつ、ビーチバレーや砂遊び、スイカ割りやビーチフラッグなどいろいろなことをしました。
また、当日の午前中にインタビューをさせてもらっていた大川魚店の大川さんと偶然にもお会いし、大川さんの趣味であるサーフィンも少しだけ体験させてもらいました。私は全然できませんでしたが、大川さんはカッコよかったー!!
約2時間の滞在。その中でもいろいろ楽しい経験をすることができ、帰るときには体が重いと感じるほどの満足感でした。また、普段あまり遊ぶことがない同期が楽しそうにしている姿は新鮮なものであり、新たな一面を見ることができました。
一方で、旅行先を決めようとする大学生の視点から見ると海水浴客の少なさには少し残念な気持ちになってしまいました。私たちが行った日がたまたま少なかったのかもしれませんが砂浜の空白が目立つと人気がないのかと思ってしまいます。
この状況をみて四倉海水浴場にはなにが足りていないのかを少し考えてみました。まず、海の家などがないことです。道の駅よつくら港と隣接しているため海の家などがないのかもしれませんが、海の家から聞こえる元気のよい声や、おいしそうなにおいも含めて海水浴だと思います。
つぎに着替えのスペースがないことです。駐車場にはシャワー室がありましたが、小さすぎると感じました。多くのひとが一度に着替えることができる更衣室が必要だと思います。
最後にバレーコートのような遊びの場がないことです。ビーチバレーをするにもコートみたいなものがあればもっと楽しいだろうと思いました。四倉海水浴場にはこれらを可能にできるほどの広大な砂浜があります。そのスペースを有効活用すればもっとよい場になると考えました。
あくまで見たままの印象で、この海水浴場の事情などはよくわかりません。しかし、普通の大学生が福島の海で遊んだらどうのように感じるのかが伝わればと思い、率直な意見を述べさせてもらいました。
いわきは時間的に考えれば、東京から南房総・伊豆などの海水浴場に行くのとさほど変わらない時間です。そのため福島の海が旅行の目的地となる可能性は十分あると思います。今後福島の海がそのような素敵な場所になることを期待しております。
イベント名 | 筑波大学社会学類・いわきでの調査実習 |
日程 | 2018年7月24日 |