筑波大生現地調査レポ27 みでって!!東京で福島を味わおう!

2018-11-9
海と日本PROJECT in ふくしま

 

今年、海と日本プロジェクト in ふくしまでは、福島の海の復興の現状や風評被害について現地調査を行う、筑波大学社会学類・五十嵐泰正ゼミとコラボ。学生目線で、そのリサーチ結果や感想をレポートしてもらう連載企画をスタートします。初めて福島の海を訪れる学生たち。福島の海は、彼らの目にどのように映るのか。これからの「海づくり」の参考にすべく、長期的に連載していきます。

 

筑波大生現地調査レポ vol.27

みでって!!東京で福島を味わおう!

 

こんにちは!海と日本プロジェクトに協力させていただいています、筑波大学社会学類3年の山本詢です。

10月22日(月)に、日本橋ふくしま館「MIDETTE」の館長である根本卓也さんにお話を聞くことができました。根本さんは「MIDETTE」の2代目館長で、今年で館長になってから2年目になります。今回は、そんな根本さんに首都圏の最前線で福島県の情報を発信し続けている「MIDETTE」の魅力や情報発信にかける想いをうかがいました。直ぐにでも「MIDETTE」に足を運びたくなるようなお話を聞くことができました!

 

日本橋ふくしま館「MIDETTE」の魅力

  1. 日本橋ふくしま館「MIDETTE」の外観
  2. 広い店内に2500以上の商品が取り扱われている
  3. 450銘柄近くのお酒が並ぶ

 日本橋ふくしま館「MIDETTE」は震災後の2014年4月に首都圏情報発信の拠点としてオープンしました。愛称の「MIDETTE」には、「見てね、来てみてね」といった「お誘いの気持ち」を福島県の方言的に表現しています。2017年の12月には東京駅八重洲口にあった「八重洲観光交流館」と統合の上リニューアルオープンし、観光についての情報発信も機能が強化されました。

 

 

「MIDETTE」の特徴は、広い敷地と2500を超えるアイテムの取り扱い、イートインコーナーだと根本さんは紹介してくれました。確かに都内にある他県のアンテナショップと比べても商品の数はとても多く見応えがあります。

 

さらに、イートインコーナーでは観光の話を聞いているお客さんやお客さん同士で会話している姿が見られ、ゆっくりできる空間だと感じました。また、「MIDETTE」では、「お客さんに飽きることなく、福島の旬のものを味わってもらいたい」そんな想いから、頻繁にイベントを開催したり、店頭での実演販売を行ったりするなど、何度も何度も足を運びたくなる工夫がされています。

 

「MIDETTE」の人気商品と水産加工品

  1. 人気商品の「ままどーる」「ゆべし」「薄皮饅頭」
  2. 厚揚げソフトかまぼこ。そのまま食べても美味しい
  3. 厚揚げソフトかまぼこ以外の水産加工品

 

数多くの商品を取り扱う「MIDETTE」ですが、ままどーる、ゆべし、薄皮饅頭、喜多方ラーメン、日本酒、厚揚げソフトかまぼこ、といった商品が人気のようです。今回はその中でも、水産加工品で一番人気の厚揚げソフトかまぼこを紹介したいと思います。

厚揚げソフトかまぼこは、豆腐の厚揚げのような見た目。そのまま食べても、チーズを乗せて焼いて食べても、カレーに入れて食べてもおいしくいただけるそうです。今回は、せっかくなのでそのまま食べてみました。切り口は、かまぼこそのもの。「ソフト」かまぼこというだけあって、ふわふわとした食感です。

濃厚でしっかりとした風味なので、小腹がすいた時のおやつやお酒のおつまみとしてピッタリだと感じました。

 

「MIDETTE」では、この他にもさんまのポーポー焼きや多様なかまぼこなど水産加工品を取り扱っていました。厚揚げソフトかまぼこを除きどれも売れ筋トップ10などに入るわけではありませんが、安定的にお客さんに売れているそうです。

一方で、館内を見て回ると水産加工品や生鮮の野菜が陳列されているのに対して、鮮魚の取り扱いがありませんでした。やはり試験操業の現状では流通量が少なく、安定的な供給が困難であることや陳列する環境が整っていないことなどの理由からまだ取り扱うことが難しいそうです。

しかし、県漁連のイベントの開催した時には鮮魚を購入していくお客さんも多いそうで、可能であれば水産物の取扱いについても検討していきたいとお話ししていました。

 

福島に自信があるからこそ

 最後に、根本さんに「MIDETTE」への想いについてうかがいました。根本さんが館長になってから2年間、お客さんからいわゆる「風評被害」を感じることは少ないといいます。「MIDETTE」に足を運ぶ多くのお客さんは、福島を応援する気持ちから始まり、今では福島の食品のファンになってくれているそうです。根本さんは、あるお客さんが「私は米には厳しいと言われるけど、私が認めるんだから福島のお米はとても美味しいわよ」と語っていたエピソードをとてもうれしそうに話してくれました。

 

しかし、「MIDETTE」にも課題があります。それは、日本橋ふくしま館「MIDETTE」の知名度がまだまだ低いことです。今後、福島県の魅力を発信していく上で、新しいお客さんを獲得する必要があるといいます。

そこで、マルシェでの外販やポスティングチラシなどを行い、いままで来館していた層とは違うお客さんに一度足を運んでもらおうとする取り組みを意欲的に行っているそうです。この取り組みの背景には、福島県産の食品へのプライドがあります。

「一度口にしてもらったら、必ず好きになってもらえる自信がある」根本さんは自信満々に語ってくれました。

 

イベント名筑波大学社会学類・いわきでの調査実習
日程2018年10月22日

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