福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」では、福島の旬の魚を使った料理を味わいながら、原発沖の放射性物質を測ったり、魚の生息について学ぼうというイベント「調べラボ」が開かれています。
このイベントは、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」が、市民調査団体「いわき海洋調べ隊うみラボ」の協力で毎月開催しているもので、福島第一原発沖で採取した魚の放射線量を目ので計測し、福島の海の状況を学びながら、福島の魚のおいしさを味わおうというものです。
この日、線量測定が行われたのは、福島第一原発の2km沖などで採取されたメバル、クロソイなど4種類の魚で、いずれも漁協の出荷基準である50Bq/kgを下回ったということです。測定にあたっては、魚の生態や年齢、何をエサにするかなど、詳しい説明を獣医から直接受けることができ、大人も子どももじっくりと耳を傾けていました。
また、試験操業の魚の試食では、相馬市松川浦産のアサリを使ったアサリ汁と、いわき市四倉沖のホッキ貝を使ったホッキ飯が無料で振る舞われました。来場した人たちは、新鮮でおいしい地元の魚を口一杯に頬張り、そのおいしさを堪能している様子でした。
調べラボは、毎月の第3日曜日に開かれていて、毎回、試験操業で水揚げされた福島県のおいしい魚を味わうことができます。福島の現状を知り、情報をアップデートするために、ぜひ参加してみて下さい。また、この日の模様は、福島中央テレビでも放映される予定です。どうぞお楽しみに。
イベント名 | アクアマリンふくしま「調べラボ」 |
日程 | 2016年6月19日(日) |
場所 | アクアマリンふくしま |
主催 | アクアマリンふくしま |
協力 | いわき海洋調べ隊「うみラボ」 |